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「東京」が住みづらい理由

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こんにちわパンジー薫です!

日本が大好きでたならないブーですが、来日して4年たった今でも「これだけは慣れない、好きになれない」と思うことがあるようです。そこで今回はアメリカ人彼氏のブーが、いまだに慣れない・好きになれない日本のことについてご紹介したいと思います。

▼ブーが理解できない「日本の習慣」についても以前紹介しています。

 家賃が高いくせに狭い

東京生まれ東京育ちの私ですが、東京の家賃は高いと思っています。そのうえ狭い! 1回だけ大阪に転勤して住んでいたことがあるのですが、大阪の賃貸の安さと部屋の広さにはびっくりした覚えがあります。そんな東京の賃貸事情にはアメリカ人のブーも不満を持ってるようで……。アメリカといえば世界でも国土面積ランキングが上位にくる大国ですからね。土地も日本に比べると格段に安いわけです。

とはいえあまりにも日本の賃貸について「高い、狭い」とブーが愚痴るので、ブーは一体どんな家に住んでいたのか聞いてみました。

ブーがアメリカにいたころ住んでいた家の間取りがこちら↓

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広っ!!!!!!!

なにこれ賃貸なの? てか1人で住む広さなの?(女と暮らしてたの?)日本だったら普通に家族が住んでそうな広さじゃん……。

しかもすごいのは部屋の広さだけじゃありません。住人が自由に使える共有スペースもすごいんです。

共用スペース①:プール

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信じられます? このプールが住居者ならいつでも利用可能らしいです。でもあまり利用してる人はいなかったそうですが……。ほかにも、ジムやテニスコート、ロビーが共用スペースだとか。

共用スペース②:ジム

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共用スペース③:テニスコート

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共用スペース④:ロビー

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これで家賃が7万3000円(当時)だったというから驚きですよね。ちなみに日本では当たり前の「敷金・礼金」ですが海外には存在しません。

▼外国の賃貸事情についてこちらが詳しく説明しています

そのかわりアメリカにはsecurity depositといって契約時に借主が家主に預けるシステムがあり、部屋を破損したり家賃を滞納した場合などはここから支払われます。なにもなければ退去時に全額かえってくることも。まぁ日本でいう敷金ですかね。ちなみに礼金ですが、日本でブーと家を借りるときもらった書類には「Key money」って書いてありました。礼金なんて仕組みがない外国人相手に考えた末の名目かもしれませんが……。それでもやっぱりブーは納得していないようでした。アメリカでは「鍵交換費用」なんて払ったことがないそうです。そりゃそうだよね。

また、ブーと一緒に家を探してみて分かったのですが、日本人のオーナーは外国人に貸したがらない人がとっても多い。条件として保証会社を通して契約するならば、とOKをだすオーナーもいましたが、それにしても漢字で書かれた大量の書類を読んで、かつ日本語でいろいろ記入しなければいけないのでなかなか大変です。日本人の私でもうんざりするのだから外国人であるブーにはかなりストレスフルな出来事だったようです。

そして契約したあともいろいろ大変でした。ブーが外国人と知っているのに不動産会社の人は容赦なく日本語で連絡してきたり、漢字で書かれた書類をとつぜん送ってきて対応してほしいなどなど。不動産側の不誠実な対応がつづいたため、やがて不信感が募ったブーは半年あまりでそこから引っ越すことを決意。その後は外国人が運営する不動産サイトから新居を無事見つけることができましたが、外国人が日本で快適な住居を探すのはあまりにも大変です。

……ちなみに東京の家賃の高さは世界で第5位だそうです。(2015年時点)

テーブルが低い

日本人基準で作られてるからでしょうか。私はあまり感じたことはなかったのですが、日本の机はすべて低いそうです。おかげで仕事をするにも食事をするにも首を下に傾けなければならず体が痛いといいます。気になったので「日本の机 低い」で検索してみたら以下のようなサイトを発見しました。

外国の方は日本人より背が高い人が多いので、「机の高さ」に不便を感じる人は意外にも多いようですね。これはなんとか解決してあげたいなぁ。PC台買ってあげようかなぁ。

マニュアルすぎる

日本のサービスは丁寧なのはいいけれど、融通が聞かないとよく言っています。マニュアルにあることは快く対応してくれるけど、マニュアルにないことは自分の頭で考えて対応できる人が少ない。

たとえば商品が故障してて返品に行ったとき。通常レシートがないと交換に応じてもらえないのは分かっていますが、つい先ほど買った商品で、かつレジを担当した人に「返品」をお願いしてるのだから、間違いなく購入したのは知ってるはず。それなのに「レシートがないと受け付けられない」といわれたときにはまさに「マニュアルすぎる!!!!」、と思ったとか。

敬語すぎる

だいぶ日本語が話せるといえど敬語の聞き取りは苦手なブー。そのためあらかじめ「敬語はやめてください」とお店の人に申告しているですが、ひきつづき敬語を使う人がなんと多いことか。敬語が癖になってるのかもしれませんが、外国人相手に敬語で話かける人が多いことにうんざりしてるようです。そんなわけでみなさん、外国人にあったら敬語抜きで話しかけてあげてくださいね。

通勤時にみんなルード(無礼)すぎる

まぁ通勤時はね、みんなイライラするよね。私もイライラするもん人が多すぎて。笑 特に無言で体を押してくる人にブーはイラッとするようです。でも自分が押し返したら相手は骨が折れるからやり返さないんだとか。どんだけ強いねん!

働き方のチョイスが少ない

時短やフレックスなど、会社によっては従業員に合わせた働き方を導入するところも増えているようですが、それでもまだまだ朝●時~●時までといった働き方が一般的な日本。アメリカに住んでいたときは家で仕事ができたほか、フレックス制度で自由な時間に出退勤できていたため、働き方の自由がすくない日本での労働はストレスだとブーはいいます。

また、時間がくればそそくさ帰っていくアメリカ人とちがい、いつまでも会社に残る日本の会社員に哀れみを感じるそうです。プライベートのために仕事をしている外国人から見て、「日本人はなんのために働いてるのかわからない」と言われるゆえんですね。

アメリカ人の残業嫌いについてはこちらから

給料が安すぎる

アメリカでは優秀なエンジニアにはそれなりの待遇と給与が支払われています。そのためエンジニアの資格とキャリアを持つブーもそれなりに高額な給与をもらっていたそう。当然日本でも同等の給与がもらえると思っていたようですが、日本の会社で提示された給与にびっくり! アメリカにいたときの2分の1の額だったといいます。それでも初めはお金を得るため安月給でしぶしぶ働いてたブーですが、外資系企業から高額な給与を提示されると速攻でヘッドハンティングされていきましたとさ。

アメリカと日本でどれだけ給与に差があるかについては以下のサイトをチェック!

ブーに言われるまであまり気にしてこなかったのですが、日本には優秀なエンジニアを正しく評価できる人や企業が少ないみたいです。そのためできるエンジニアほど稼げる外国に流れているようです。日本でエンジニアの地位が正しく評価されない理由は日本の経済や企業体質によるところが大きいみたいですが、詳しく知りたい方は以下のサイトに分かりやすく書いてあります。

住む場所から働く場所まで、アメリカとの大きすぎるギャップにまだまだ慣れないブーですが、日本の労働状況や賃貸状況においては日本人である私も同意です。東京はとっても住みにくい街だと思います! 特に働き方においては、ワークライフバランスが叫ばれているものの、まだまだ働きにくいのが現状だと思います。

特に感じるのは消耗してる感がハンパないってこと。高知県に移住したプロブロガーイケダハヤトさんもブログ内で紹介していますが、東京で暮らしているとなにか大事なこと(家族と過ごす時間とか、愛をはぐくむ時間とか)を犠牲にしているのではないか、という気がしてなりません。

ま、東京が嫌だといいつつも、お金のために当面は住み続けるのですが……笑 でも近い将来、東京ではなくどこか田舎へ移住して、のんびりライフを送りたいと思っている私たちなのでした。

それではまた。See ya tomorrow!

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