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Qホームシックになったらどうしてる?

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こんにちわパンジー薫です。

今回は、日本に住むアメリカ人の夫が、ホームシックになった際の対処法について紹介していきます。

突然ですがみなさんは「ホームシック」の経験がありますか? 地元を離れ、異なる環境になじめずに起こる、憂鬱な感情のことです。私はあります。今から1年前、夫の親族とサンクスギビングデーを過ごすため、アメリカに2週間滞在したときに経験しました。「味噌汁が飲めない」「納豆が売ってない」「誰も日本語を話さない」「外食のたびにチップの計算をするのがめんどうくさい」……などなど、食べなれた和食を食べれないストレスや、滞在中は母国語である日本語を使えないストレスから「もう日本にかえりたーい(´;ω;`)」ってなりました(笑)。

とくに「母国語を話せない」状況って、かな~りストレスがたまります。たとえば日本語の一人称には「私」「俺」「僕」「拙者」「わし」「おいら」など沢山ありますが、これを英語で言うと “I” 。「私は喉が乾いた」も「おいら、喉が渇いた」も「I am thirsty」で表現するしかないんです。このようにコミュニケーションは取れても、細かいニュアンスまでは伝えることができないので、会話のたびに「消化不良」になるのです。

とくに消化不良になりやすいのが「怒ったとき」。"Shut Up! Ass Hole!"って言うよりも、「黙れ!ばか!」って言った方がスッキリしませんか(笑)?

表現の問題のほかに、音の違いもあります。日本語が比較的平坦なリズムで話すのに対し、英語は相手に質問する際に語尾が上がったりと、非常にリズミカルな言語です。そのため、日本語を話すときと英語を話すときに使う「口の形」や「のどの筋肉」も異なります。同じ「話す」動作のように見えて細かい動きが違うので、慣れない動作にストレスを感じるのも頷けますよね。

そんなわけで、来日して5年になる夫も「アメリカのピザ(またはステーキ)が食べたい」「自分の言いたいことが100%話せなくてストレス」などで、何回かホームシックになっています。そういうときは一時的にアメリカに帰ることができればいいのですが、日本に住んで仕事をしているためそう簡単にできません。

そこで私がやっていたのは、故郷アメリカを味わえる食べ物を食べさせること。Hard Rock Cafeアウトバック・ステーキハウスなど、アメリカが発祥のレストランに夫を連れていきました。料理の味もそうですが、メニューからグラス、お店の広さまでアメリカンサイズになっているので、アメリカにいるような雰囲気が味わえるからです。外国で日本料理屋に入るとほっと安心するのと同じような感覚ですね。でもこの方法は効果はあるものの長くは続かないので、ホームシックにならないよう心をメンテナンスする感じで、定期的に月1~2回とか行くといいと思います。

私たちが行ってるお店はこんな感じです↓

OUTBACK STEAK HOUSE

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本場アメリカのボリューミーなステーキやフライドポテトが味わえるお店です。

Hard Rock Cafe
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ハンバーガーを食べるならここ! 好きなトッピングを選べるなど、本場アメリカのようにオーダーカスタマイズにも柔軟に対応してくれます。

T.G.I.FRiDAY'S
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がっつり一品たべるよりも、いろんなメニューをシェア食べしたいならここ。バッファローウィングワカモレなど、シェアして食べれるサイドメニューが豊富です。

FONDA DE LA MADRUGADA

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本場のメキシカン料理を食べたいならこちら。大きく空間を使い地下2階にまで広がった店内はまるで隠れ家のようで、ちょっとした記念日におすすめ。ナチョスやタコスといった代表的なメキシコ料理をはじめ、食べたことのないメキシコ料理まで豊富なメニューが楽しめます。(※アメリカはアメリカでもサウスウェスト地域は昔メキシコ領だったこともあり、メキシコ料理もよく食べられています)

フリホーレス

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メキシコ料理の中でもおいしいブリト―を食べるならここ! 中のお肉は牛、豚、鶏、ミックスから選べます。ボリューミーなのでこれひとつでお腹いっぱいになれちゃいます。

このほか、現地でしか手に入らない「夫の好物」をあげる作戦も効果がありました。

「ゴールドフィッシュ」

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ゴールドフィッシュは魚の形をしたチェダーチーズ味のベイクドクラッカー。夫が子どもの頃から食べている大好きなお菓子のひとつです。数年前まで日本の輸入品を扱うお店でも売っていましたが、今は取り扱い店舗がないため(知っている人いましたら教えてくれると嬉しいです)わざわざアマゾンで購入しています。


ABUELITA (アブエリータ)

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こちらはメキシコバージョンのインスタントココア。日本のココアと違ってスパイシーな味が癖になります。アマゾンで取り扱いがありますが、私はアメリカ旅行に行った際に大量に購入して保存しています。夫がアメリカを恋しがってるときに作ってあげると、嬉しそうに飲んでくれます。

ここまで食べ物による対策を紹介してきましたが、ホームシックの原因には「言葉」もあると冒頭でお伝えしました。そのため私は重要なシーンではなるべく英語で話すようにしています。たとえばケンカの際や、大切なことを話すときなどです。そうすることで、夫はケンカまたは大切な話に集中できるからです。ケンカの際にいちいち相手の言葉に脳内変換して話すのは大変ですからね……。そこは母国に住んで、言語ストレスのない私のほうが夫に合わせてあげるようにしています。

以上、ホームシック対策を紹介してきました。いかがでしたか? 日本に住む外国人であれば誰にでも起こりうる「ホームシック」。あなたの大切な人がそうなったときは、ぜひ郷愁を満たせるよう、相手が母国を感じられる場所へ連れて行ったり、食べ物を食べたりしてみてくださいね。