こんにちは、パンジー薫です。
私ごとですが、国際結婚をしてもうすぐ1年経ちます。ふと、「そういえば外国人って戸籍がないけど結婚するとどうなるんだ?」と思ったので、改めて我が家の「戸籍謄本」を見てみることにしました。
これが実物です(↓)(※個人情報は隠してお送りします)
見てお分かりの通り、筆頭者が「私」の戸籍が作られていました。そして夫の情報(名まえ、国籍、生年月日)は、身分事項という欄の「婚姻」という所に書かれています。なるほどなるほど。外国人は戸籍がないし、結婚しても戸籍が持てるわけではないので、戸籍をもつ日本人が筆頭主となり新しい戸籍が作られるみたいですね。
「名字」はというと、結婚を機に名字を夫のものへ変更しているので、その情報が「婚姻」の下にある「氏の変更」という場所に書かれています。
実は国際結婚の場合、「外国人との婚姻による氏の変更届け」を提出しない限り、そのままの名字を使用することができます。つまり、夫婦別姓にできます。婚姻届けを出せば自動的に夫婦同姓になる日本人同士の結婚とは、この点が異なります。
さて、夫の姓に変更した私の名前がどんな感じになったかと言うと以下のパターン1になりました。外国人姓への変更には3つのパターンがあって、好きなものを選べます。
※大好きな俳優レオナルド・ディカプリオを例にお送りします。
●パターン1
「ディカプリオ 薫」
シンプルに名字を夫のものにするパターン。
●パターン2
「ディカプリオ田中 薫」
夫の名字を自分の名字に追加するパターン。「クルム伊達公子」さんはこのパターンですね。
●パターン3
「ディカプリオ 田中薫」
元の氏名を名まえにし、名字を夫のものにするパターン。
国際結婚をして私のように名字を夫のものへ変えたいという人は、婚姻届けと一緒に「外国人との婚姻による氏の変更届け」を出すのが一番スムーズなのでオススメです。名字を変えるか悩む……という人は、結婚して6か月以内までに決断を。それ以上たつと家庭裁判所の許可が必要になり、手続きが大変になってしまいますので……。
ちなみに、今回こうした手続きをしてみて初めて知ったのですが、日本で名前を登録する際、名字+名前の形でしか認められないらしく。かといって「・」や「_」(スペース)の使用も認められていないので、ミドルネームを持つ外国人はミドルネームとファーストネームがくっつき、ひとつの名前になって登録されてしまいます。
夫の場合で紹介すると、ボブ・ジョン・ボブリー(仮名)が、「ボブリー ジョンボブ」になります。あくまで登録上のものなので、会社の人からは「ジョンボブ」と呼ばれることはないみたいですが……。とにかく、こうした理由から娘のミドルネームは日本の出生届には書かないで提出しています。(アメリカ大使館で用意されている出生届にはミドルネームを記載する欄があるので、そっちには書いて提出しています)
そんなわけで、国際結婚したら戸籍や名字はどうなるのか? についてシェアハピしました。そして書いている途中、そもそも「ミドルネーム」ってなんだよ? と思ったり思わなかったりしたので、また別の記事に書こうと思います。