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昔、小田和正が
「あの日 あの時 あの場所で 君に出会えなかったら」
「僕らは いつまでも 見知らぬ2人のまま」
なんて歌ってたけども。
ほんと、タイミングって深いというか、難しいというか。まさか「いつ 何時 どこでなら君と愛し合えるの?」なんて悩む日が来るなんて。
私も夫も脂の乗った30代。お互い、仕事や家事育児に忙しい身である。子どもを寝かしつけてから……と思っても、子どもが寝た後は、もはやそんな気力も体力も残されていないのが現実だ。だが、忙しさを理由に愛し合うことをあきらめていたら、僕らはいつまでもやれぬ2人のまま、だ。
そんな風になってたまるか。そうだ、夜に力尽きないよう、昼間は余力を残して働けばいいのだ。
とは言ったものの、これがなかなか難しい。年のせいなのか、子育てが想像以上にエネルギーを消費する活動だからか、夜8時を回ると私も夫も、体の電池がすっと切れてしまうのだ。ダメだこりゃ。
もうこうなったらタイミングを変えるしかない! そう思った。夜がダメなら朝や昼間があるではないか。
と言うことで、下の子が週3日保育園に行くようになったタイミングで(上の子は幼稚園)、やっと愛し合う時間を確保できるようになった。ラブ・ストーリーは(その日の余力によって)突然に……ではなく「昼間」になったのである。
正直、最初のころは、「こんなまっ昼間から……」と抵抗があった。だが、「時をかける少女」、ジョン・レノンとオノ・ヨーコ、加トちゃん夫婦が体現しているように、愛は「時空」や「国境」、「年齢」を超える存在である。そう、愛し合うのに、朝も昼も関係ないのだ。……恥ずかしいのでそう思うようにしている。
というわけで、パートナー歴8年目の私たちの「タイミング」はこんな感じである。これから9年目、10年目……となるにあたり、どう変化していくのだろうか。先のことはわからないけれど、「見知らぬ2人のまま」なんてことにならないように、2人のタイミングを合わせていきたいと思う、今日この頃なのである。
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次回もぜひお楽しみに。
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