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やってしまった。
静岡に引越して、1年と8か月。
都会の電車生活から車生活になり、慣れない運転の毎日だったとはいえ。……いや、そんなことは言い訳にはならないだろう。
パンジー薫(33歳)。「運転免許停止」処分をうけました。ガーン。
あぁ。免停報告ではなく、「冷やし中華始めました」と言えていたらどんなに幸せだっただろう。
これから、毎日の幼稚園やスイミング教室の送迎はどうすればいいのだろうか。都会とちがい、「電車」が万能ではないここ田舎では、車という足を奪われた人間になすすべは何もない。かろうじて徒歩20分の距離にスーパーはあるので食料調達はなんとかなる。娘たちの幼稚園も同じ距離なので、私が毎日、この暑い中往復40分間汗水たらせばいいだけだ。
だが、毎週金曜日の習い事はどうする。徒歩だと片道1時間20分もかかるスイミング教室は。
はぁ。つくづく自分のアホさというか、Mrs.ビーン加減に嫌気がさす。
違反点数が6点を超えてしまった(6点以上で免停)のは、ひとえに私の不注意の積み重ねである。だが言い訳が許されるなら、バッドラックが重なったこともお伝えしたい。そう、待ち伏せするポリスに2度も捕まったのだ。2回とも、いつもは通らない道を走ったことが原因だった。まさかあんな角やそんな角に「隠れポリス」が潜んでいるとは知らなんだ。
しかし、いつまでも起きてしまったことを悔やんでもしょうがない。
覆水盆に返らず。英語で言うと、It is no use crying over spilt milk.(ミルクがこぼれたと泣いてもしょうがない)
きたる「停止処分者講習」をがんばろうではないか。講習後の考査テストで「優」をとれば、免停期間が29日も短縮されるのだから。
といった「いきさつ」と「講習の日時」を夫に伝えた。夫は、ため息をつきながらも、その日は子どもの送迎を担当し、私を免許センターまで送り迎えしてくれるという。ありがとう、夫。持つべきものはやっぱり夫(と、車という足)だね。
翌日。
今日の予定はなんだろな、と顔をポリポリしながらカレンダーを見てたまげた。
つ、罪人のレッスン……⁉
(「の」が鏡文字になってるのはご愛敬)
講習の日に、夫の文字で「罪人のレッスン」と書き込まれていたのだ。そりゃまぁ、確かに交通ルール違反をしたけども。罪人って……。
すでに仕事に出掛けた夫に、撮影したカレンダー画像とともに、スタンプ(泣き顔)を送ってみた。すると、「しししし」と笑うルフィのスタンプが返ってきた。くそぅ。
言葉のチョイスにはかなり驚いたが、夫なりにお灸をすえてくれたのだろう。私がミスをして謝ると、いつも「I don't need an apology from you. I want you to say "I won't do again"(謝罪するよりも、もうしないと言ってほしい)」という夫だから。
夫へ。
I won't do again.
***
次回もぜひお楽しみに。
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