花金の過ごし方 - ぱんじーすみれのおもってたんとちがう！

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今日は待ちに待った、金曜日。「花金」である。

翌日の仕事を気にせず夜更かしできる、スペシャルな平日の夜。OL時代の名残だろうか。専業主婦になった今も金曜の夜は特別で、そわそわ、わくわくしてしまう。

実は英語にも花金にあたる言葉がある。それが、Thank God It's Friday（神様ありがとう、今日は金曜日）の頭文字をとった「TGIF」である。毎週金曜日になると、「It's Friday!　夜のお楽しみまで頑張ろう！」と夫と声をかけあうのが習慣になっている。

さて、我が家のTGIFの過ごし方だが「ムービーナイト」と決まっている。ポップコーンをつまみながら、夫婦で映画を見るのである。鑑賞する映画は、その日の夜に2人の気分で決めることも多いが、たいてい木曜の昼当たりから「明日の夜はあれ見ない？」「いやこれも面白そう」なんて話している。

だがたまに、見たい映画がまったく合わないときがある。そんなときは、「これは？」「見たくない」「じゃあこれは」「うーん」なんてやりとりを1時間もしたあげく、Youtubeで映画のハイライトを切り取った動画を見て終わる、なんて夜もある。

最近までは、アマゾンプライムのオリジナルドラマ「ザ・ボーイズ（THE BOYS）」（金曜更新）を楽しみに1週間を生きていたが、そのお楽しみも終わってしまったので、また見たい映画難民の日々である……。

なぜかホラー映画を見たがらない（怖いんでしょ、と言っても頑なに否定する）夫だ。ムービーナイトにホラー映画が上映される日はないと思うので、とうとう、夫がかねてからリクエストしているものの、私が見ずぎらいしている「イップマン」をみる夜も近いかもしれない。

最後に、私たちのムービーナイトを盛り上げてくれた「おすすめのドラマ」たちを紹介しよう。

『Dr.HOUSE』
変人であり天才医師ハウスによるハチャメチャ医療ドラマ。「人間はみんな嘘をつく」を決め台詞とし、患者の言うことまったく信用せずに完治させてしまう様は痛快である。そして、おもしろいくらいみんな嘘つき。正直に本当のことを話せば、すぐに元気になれるのに。

『ゲーム・オブ・スローンズ』
いろんな人間が「王座」を奪い合う、壮大な椅子取りゲームドラマ。魔術あり、ドラゴンあり、大狼あり、裏切り当然、駆け引き当然、素直で正直なものは即死亡！　な、ドロドロ人情劇が見ごたえたっぷり。最終的には悪い奴がみんなやられるので、スカッとするエンディングもよかった。

『ザ・ボーイズ』
ドラッグ、セックス、殺人、脅迫など、ヒーローたちの裏の姿を描く、皮肉がたっぷり効いたブラックコメディ。登場するヒーローはすべてパロディなので「これ、絶対マーベルのキャプテンアメリカがオリジナルだよね？」などと見ながら当てっこするのも楽しい。

気になるドラマはあっただろうか？

アメリカのドラマといえば、人気が出るとストーリーをこれでもかっ、と伸ばす「少年ジャンプっぽい」一面があるので、長く楽しめるという意味で金曜のムービーナイトにぴったりである。

ではでは。

Have a nice TGIF!　（よい花金を！）