ぱんじーすみれのおもってたんとちがう!

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脱おやじっち。目指せ、唯一無二の「私っち」。

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特別お題「わたしの2022年・2023年にやりたいこと
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私ごとであるが、先日34歳の誕生日を迎えた。

どんな願いも欲望も、この日限定でランプの精と化す夫によってかなえてもらえる「特別な日」である。

去年の誕生日はというと、熱海にあるラグジュアリーホテルになんと2泊3日の夢をかなえてもらった。ランプの精といいつつ同じ財布を共有する家族。家計が気にならなかったといえばうそになるが、2人育児にストレスマックスだった私はとにかく子どもと離れたかった。そこで手をこすり……ではなくランプをこすって懇願したところ、なんと願いは叶えられたのである。いやぁ、言ってみるもんだ。

しかし改めて考えると、妻の誕生日とはいえよく温泉旅行(しかも2泊3日!)を夫は許してくれたものだと思う。そんなことをこないだポツリ……とつぶやいたら「薫が子育てすごく頑張ってくれてるのは知ってるから。日ごろの感謝も込めてリフレッシュしてほしかった」というようなことを英語で言われて泣いた。

私は専業主婦であるが、夫はよく「二人で稼いだお金だよ」と言ってくれる。これは本当にありがたい。評価されにくく自己評価の下がりやすい「主婦」をやっていて、これほど救われる言葉はないからだ。プラス、ただでさえ家族を優先して自分の欲求を叶えるためにお金を使うことにとかく罪悪感を感じる悲しい生き物、それがSHUFUだからだ。

SHUFUという生き物にリスペクトと感謝を持てるのは、夫がアメリカ人だからだろうか。夫以外と結婚したことがないので分からないが、新聞・雑誌の人生相談コーナー、発言小町ツイッターなどを見ているとレアキャラであるのはまちがいなさそうだ。たまごっちで言うとせきとりっちみたいな。個人的にはみみっちラブだけど。

そんなわけで去年は一人温泉旅を満喫したわけだが、事前に何をするかきちんと決めておかなかったせいでエロ動画をみまくるという「ナニコレ珍旅行」で終わってしまったのが唯一の心残りである。もっとふだん読めない本を読んだり、映画を観たり、エレガントに過ごしたかったのに現実はエロガントに過ごして終わった。

この私の失敗は、ぜひ全国のSHUFUにシェアしたい教訓がある。SHUFUという生き物はその特性上、家族を優先し自分のことを後回しにしがちであるが、これは行き過ぎると「自分を見失う」ことになりかねない、ということだ。SHUFUの行きすぎた最終形態をたまごっちで例えると、ずばり「おやじっち」である。

意味が分からないという令和生まれののために説明すると(そもそもたまごっちを知らない令和生まれはググってプリーズ)、おやじっちにするにはマスクっちにしたあと、空腹やトイレをなるべく放置しなければならない。つまり、自分の欲求(あれがしたい、趣味の時間など)を無視した結果、おやじっちという自分とはかけ離れた生き物になってしまう、ということである。

少々例えに無理があるのでは? という声はスルーさせてもらう。

たとえばこんなSHUFUたちはおやじっち予備軍なので要注意。せっかく夫から「一人でゆっくりしておいで」と半日フリータイムを貰ったのに「何がしたいか分からない」「せっかくのショッピングなのに欲しいものやトキメクものが何もない!」という経験をしたことのある人。

子どもや夫で自分の頭と心がいっぱいになりすぎていて、「自分とは?」現象に陥ってしまっている。おやじっちまであと一歩の状態だ。

どんなスキマ時間でもいい。いや、どんなスキマスイッチ時間でもいい。全力で少年、いや少女のようになれる時間を確保すべきだ。そうしないと去年の私のように、せっかくの誕生日旅行@ラグジュアリーなホテルで、見たくもないエロ動画をえんえん観ることになってしまうからだ。

ところで今年の誕生日プレゼントである。今年は夫が休みをとれない関係もあり、週末に家族水入らずでこじんまり寿司とケーキを食べて終わった。去年に比べると「どうした? やはり去年の旅行は家計に響いたのか?」と読者が心配する内容だと思う。

だが心配は無用である。去年の失敗を経て、今回は家計ではなく「自分の心」に響くものをきちんと選んだ結果である。

ママ(私)の誕生日であるのに、ケーキが食べれるということで大喜びする娘たちの笑顔。「ハッピーバースデイ」ソングを本場の発音で歌いあげる夫。その昔モーゼが海を割ったように、シャトレーゼを持つ夫を前にパッと道を開ける子どもたちのおかしさ……最高の誕生日だった。

そういえば嬉しいサプライズがあった。

東京のオフィスにいる夫から、フラワーギフトが郵送で届いたのだ。

まったく予期してなかったので、これには本当に驚いた。というのも私はどんなサプライズも敏感に気付いてしまう能力(なんだそれ)の持ち主なのだ。この能力のせいでなんど夫の前で「えっ、うそ! ありがとう!」と演技をしてきたかことか……。シンプルに夫がサプライズ下手な可能性もあるが。

ふだんは先回りして気付いてしまう分、まったく気づかなかったこのサプライズは本当にうれしかった。残念なのはせっかくサプライズが大成功したというのに仕掛けた本人(夫)が現場にいなかったこと。本人不在で成功するあたり、やはり夫はサプライズ下手なのかもしれない。

30歳を越えてから、誕生日=若さをうしなう実感が大きくなり、それを切なく思う気持ちも少なからずある。だが、愛する家族と歳を重ねられることは、とても幸せなことである。

最後に34歳の抱負を語る。今年は春に3人目が誕生予定だが、「自分の心に響くもの」を大切に、やりたいと思ったことはとにかく挑戦・行動していきたい。具体的には長年の夢である「自著出版」にむけて、ブログ、SNSの更新頻度をあげ認知度をあげる。コアなファンを作る。かんたんな道ではないけれど、「時間がない」「家事育児にいそがしい」などを理由に自分のやりたいことを諦めたり、気持ちに蓋をするのはもういやだから。

脱おやじっち。目指せ、唯一無二の「私っち」。

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次回もぜひお楽しみに。

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