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静岡に移住してエルサになった話

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静岡県に引っ越してきて知った、衝撃の事実がある。それは……めったに雪が降らないということ。どれくらい降らないのか。以下のツイッターを参照したい。


ここ静岡県に住んでからというもの、まったく雪におめにかかれなくなった(富士山周辺地域はのぞく)。

全国ニュースで、大雪のため不要不急の外出を控えるようにと流れたときは「子どもたちがよろこぶぞ!」と不謹慎にもワクワクしたが、蓋をあけてみると「雪っぽいもの」が一瞬チラついただけですぐに雨となって終わってしまった。

そ、そんな……。ド、ドラえ……じゃなくてレ、レミオロメン~!

チラぁああああ雪ぃいいい、ねぇ、せめて庭だけ白く染めてくれよおぉおおおおお(子どものために)!

チラ雪には、子どもが通うインターナショナルスクールの先生もとてもガッカリしていた。彼はオーストラリア出身で、ただでさえ雪を見たことがないのに、静岡に移住してしまったばっかりに、その生涯を雪を見ることもなく終えるのだろうかと思うと切なすぎる。

彼のような被害者を出さないためにも、日本政府、いや静岡の各市役所は移住希望者へ事前に「わが県は雪はみじんもふりませんよ」と周知すべきだろう。知らんけど。

ちなみに夫は、「雪」にお目にかかれなくなったことをどう思っているのだろうか。

「ねぇ、静岡には雪が降らなくて寂しい?」

「全然。ジョージアやテキサスに住んでいたときに見たことあるし。」

「じゃあ静岡に引越してよかった?」

「もちろん! きがるに温泉に行けるし、お寿司やお刺身がおいしいし、富士山も見えるし」

多くの都民が「東京タワー」に登ったことがないのと同様、静岡県民は「富士山」に関心がない。そんななか、富士山大好き夫にとって「今日の富士山」は某テレビ局の人気コーナー「今日のわんこ」のような存在なのである。つまり、毎朝「今日はどんな風に見えるかな?」を地味にたのしみにしているのである。

こっちに来てみてわかったのだが、富士山がきれいに見える日はなかなかない。たいてい雲がかぶっていたり、もやにおおわれていたり。だから、くっきり全体像が見えた日には、ラッキーな気分になるのだ(静岡県民をのぞく)。

ちなみに私も、静岡に引越してきてよかったと思う。QOL(生活の質)が爆あがりしたからだ。生まれも育ちも東京のシティガールだった私にとって、どこもかしこも人だらけの東京ライフは消耗した。

とくに電車、バスに乗り込む際は戦争にのぞむ兵士のように、毎回気を引き締める必要があった。さもないと電車に乗り込めなかったり(痴漢にあったり)、下りたい駅で下りれなかったり(痴漢に会ったり)、車内で倒れないよう二の足に全集中しなければならなかったり(痴漢にあったり)したからだ。

そんな過酷な環境で育ったものだから、「乗りまーす!」「下りまーす!」「押さないでください」と大声で自己主張する大切さや、痴漢にあっても泣き寝入りするのではなく「殺すぞこのやろう」とすごむオナゴに成長したわけである。弱肉強食の世を生き残るための強さが身についたのである。

いっぽう、全身つるつるのお肌を手に入れた者もいる。高校からの付き合いであるK美は、痴漢からキスをされ「慰謝料」をゲット。そのお金で「全身脱毛」を“ローンゼロ”ではたしたのである。

さて、こっちに来て「水道水が臭くないとか」「夜に空をみて星がきれい!」など享受した自然の恩恵はたくさんあるが、それらをおさえて「ららぽーとにある休憩イスにいつでも座れること」や、「いついってもスタバがすかすか」という人口密度が少ないことによるメリットのほうが個人的に幸せレベルをあげたと思っている。

ウーバーイーツが利用できないとか、オシャレな商業施設が少ないといった面はもちろんあるが、それらは私の幸せレベルにまったく影響しないのでもうまんたい。

また、周りの迷惑を考え控えがちだった「子連れ外出」も、完全車移動になったことでバンバンするようになった。子どもがいるためどうしても多くなりがちな荷物だって、トランクにつんでしまえばなんのその。遊び疲れてぐずる子どもとの帰り道だって、車に乗ってしまえばなんのその! 子どもはチャイルドシートでそのまま寝れるし、親だって座って帰れて(パパは運転大変だけど)まさにウィンウィン。

なにより、「あやまる回数」が減ったのは大きい。都会に住んでいたころは、とにかくあやまってばかりだったから。

子どもが泣いてすみません。子どもが騒いですみません。ベビーカーで電車に乗ってすみません。ベビーカーでバスに乗ってすみません……。おかげで自己肯定感がだださがり。子どもをもつってそんなにいけないことなのかな、子育てが全然楽しくない! と思っていた。

それがこっちへ来て気にする人の目がぐっと少なくなったおかげで、あやまる機会が激減。子どもも私ものびのびと暮らせるようになった。

萎縮せずにありのままで過ごせる日々……。アレンデールを飛び出したエルサが山奥で積水ハウス(あったかハイム)と真逆の激さむホームを建てて「レリゴー!」と熱唱してた気持ちが今ならわかる。

私たちは「ありのままでいいんだ」よねっ!

(子持ちって生きづらいと)悩んでたことがうそみたいね~
だってもう自由よ~(子どもを連れて)どこでもいけるぅうううう
ありの~ままの~すがた(with ベビーカー)みせるのよ~
ありの~ままの~(ペコペコ謝らない)自分になるの~
何もおおおぅこわくぅううなあいぃい 風よふ~け~(車移動だからノーダメージ♪)
少しも寒くないわぁ~(だってここ雪降らんし~)

田舎ライフ★最高!

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次回もぜひお楽しみに。


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↓やっちゃえNISSAN、なっちゃえDOKUSYA↓


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