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アメリカ人にトツギーノした私が語る「国際結婚のメリット」

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世の中には二種類の人間がいる。

杉下右京」か「亀山薫」か。

ドラマ「相棒」でおなじみのこの二人。右京さんと言えばどこまでも論理的で合理的なものの考え方をする人物だ。そんな右京さんとは反対で、直観的なタイプが亀山くん。私は断然、亀

山くんタイプだ。そんな私だから、アメリカ人夫との交際も結婚も「愛」だけで決めた。

国際結婚は離婚率が高いとか、もしかしたらアメリカ移住して親の死に目に会えないかもとか、いつか大きくなった子どもに英語の発音をバカにされる日がくるかもとか、そんなことをチラっと考えはしたが、躊躇する理由にはならなかった。

しかし、亀山くんだけでは事件は解決できないわけで。メリット・デメリットを比較して結婚を決める右京さんタイプもいて世界は回っている。

「結婚」をメリットデメリットで語るのは私的には野暮である。だが、頭でっかちになりすぎて結婚に消極的になりがちな右京さんたちには幸せになってほしい。

だって私は亀山くんタイプだから。おせっかいだから。

右京さんたちが少しでも結婚、はたまた“国際”結婚を「得」に思い、結婚へ前向きになる人が増えたらいいなぁと思ったので書いてみた。

「国際結婚(アメリカ人と)のメリット」ベスト10

(1)英語力(リスニング力)がつく

私のうちにはシャワーが2つある。お湯のでるシャワーと、英語のシャワーだ。いわずもがな、日常的に英語のシャワーを浴びているおかげで、私の英語耳(リスニング力)は飛躍的に向上した。習うより慣れろというが、「環境」はやっぱり大事だ。

一方、「トーキング力」だが、残念ながら外国人の恋人がいるからと言って、こちらは自然に上達はしない。やはり本人が意識して単語を学ぶ、それを使う(実際に話す)、間違える、正しい英語を覚えるの繰り返しが必要になってくる。

国際カップルには陥りやすい2つの「落とし穴」がある。間違った英語を話しても、パートナーはいちいち訂正してくれない、というものと、少々間違った英語でも通じてしまう、という穴だ。この穴を甘く見てはいけない。穴を穴とも思わなくなった生活を続けた国際カップルはやがて、ルー大柴化クライシスに直面するからだ。

ただ確実にリスニング力はつくので、街中で外国人が何を話しているか、盗み聞きを楽しんだり、字幕版で映画を見て、なっちの翻訳(※1)をあーでもないこーでもないと楽しむ、また違った映画の楽しみ方もできる。

(※1)戸田奈津子は、日本の字幕翻訳者。翻案家。愛称はなっち。
トム・クルーズなどの有名俳優が来日した際、隣に居る眼鏡天パのおばちゃん。1970年代から現在に至るまでさまざまな映画の字幕を手がけており、一説では年間50本(週に1本のペース)も担当しているという。しかし、同時に誤訳・意訳が非常に多いことでも有名。(ニコニコ大百科

(2)ポジティブ(楽観的)になる

英語には、アメリカ人がアメリカ人(ポジティブな民族)たりうる表現がたくさんある。

"Everything is all right /ok"(すべて大丈夫)
"Everything’s gonna be alright."(すべてうまくいくよ)
You can do anything you want.(君のしたいことはなんでもできる)

これらの言葉、「洋画や洋楽でよく聞くぞ」という人は多いと思う。実際にアメリカ人は上記のフレーズをほんとによく言う。私の夫も、なんなら妹の旦那(アメリカ人)も言いまくりだ(パニックしやすい姉妹で申し訳ない)。

不思議なのはこの言葉をかけられると、本当に大丈夫と思えること。もしかしたら英語というよりも、彼ら(アメリカ人)が心から「大丈夫」と思ってることが伝わるから、説得力があるのかもしれない。

アメリカ人はミス(失敗)に寛容だ。少なくとも私の夫や妹の夫はそうだ。命にかかわるミスでない限り、「ミスするのはしょうがないよ、人間だもの」by MITSUWOって感じ。みつをじゃなくてMITSUWOね。アメリカ人だから。

(3)自信がつく

夫の日課は、私を褒めることだ。それくらい毎日、「かわいいね」とか「さすが俺の女」と褒めてくれる。

愛する人から褒められると、「私ってばミスユニバース世界代表だったんだ」とか、「自分は存在価値があるんだ」と思える不思議。最近、子どもに怒ってばかりだけど、もっと褒めてあげよう。

(4)他人の目を気にしなくなった

"I don't give a fuck(くそくらえ)"

とても汚い言葉だが、今日はこのワンフレーズを覚えて帰ってほしい。リピートアフタミー。I don't give a fuck.

そう、他人の評価や目なんて"I don't give a fuck(くそくらえ)"でいいのだ。自分の人生の優先順位は、自分の目で、自分の評価で決めるべき。夫は、そんなことを教えてくれた。けっして口が悪い人ではない……はず(白目)。

(5)素直になった

他人の目を気にしなくなると、今まで見えていた世界が一変する。これぞ、センス・オブ・ワンダー。余談だが、「素直」って最強だと思う。33年生きてきたが、意地をはってもいいことは何もなかったので。

(6)自分のルーツを再リスペクト

私の友人の間では「帰国するする詐欺」で有名の夫だが、彼が詐欺師になったのも無理はない。というのも、アメリカには日本のような温泉、アニメ、食べ物(和食)がないから。むこうで享受できるOMOTENASHIは、チップほしさからくる別ものだし。私にとっての当たり前の景色が、夫といると「なんて素晴らしい国なんだJAPAN」になるからミステリー。毎日がディスカバリー

(7)愛のあるライフを満喫

交際期間を含めると、パートナー歴も8年目に突入した私たちだが、まだまだ現役。アメリカのティーン風に言うと「XOXO」。キス、ハグ、キス、ハグだ。欧米人のなせる技だろうか。やっぱり愛してるってダイレクトに表現してくれるのはうれしい。そして独身時代より肌ツヤがいい。愛されてるから? 夫からの愛は、最高のアンチエイジングだ。

(8)世界が広がる

今まで知らなかったアメリカ情報が入る&詳しくなれるので、世界が広がる。元海兵隊だった夫は、武器や戦闘に詳しいため、アクション映画を見るとオリジナル解説が入りとても楽しい。

※入ってくるアメリカ情報は、パートナー特性によります。夫はゴシップに疎いため、ビヨンセやレディーガガは、私が教えてあげました。

(9)アメリカ旅行は、無料の「安心パック」つき

旅行会社では提供していない、恋人による現地ツアーを提供しているのが国際恋愛株式会社。現地で人気のレストランや穴場観光地はもちろん、ストリップクラブも堂々と行ける。だってネイティブの恋人が一緒だから! 英語が分からなくて困ったときは、暮らし安心クラシアン……じゃなくて暮らし安心アメリカンに電話をすればオーケー。

(10)エブリデイ刺激的

国際恋愛(結婚)すると、毎週土曜夜9時以外も「世界ふしぎ発見」な毎日に。国籍が違う者同士の生活は、驚きと発見、ヒトシくん人形でいっぱいだ。だって私にとっては普通のことでも彼にとっては初めてで、彼にとって普通のことが、私にとっては初めてだから。誰かの初めてを一緒に体験できるのは、うれしいもの。そう、子育てが楽しいのと同じカラクリ。

以上、アメリカ人にトツギーノした私がお送りしてきた「アメリカ人と付き合ってよかったことベスト10」、いかがだっただろうか?

もしあなたが右京さんタイプでも、私のように好奇心が強く刺激好き、そして愛情表現が豊かなタイプなら国際恋愛は意外とハマるかもしれない。

世界は広いので、ぜひヒトシくん人形を、ではなく真実の愛を求めるラブハンターになってみては。

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