ぱんじーすみれのおもってたんとちがう!

国際ファミリーがくりひろげる、「おもってたんとちがう!」日常エンターテイメント。

我が家の朝食

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photo by Vecteezy

 

朝食は、パンかごはんか問題。

結婚して4年たつ我が家の朝食は、「パン」が完全勝利した。我が家は日本国、おいしいお米の食べられる県に住んでいるのだけれど。

そんなわけで今日も今日とて、スクランブルエッグにベーコン(またはソーセージ)、トーストを食べた私たち。トーストに塗るのはストロベリージャムか、ブルーベーリー、気分でピーナッツバターなど。晴れても、雨でも、夏でも、冬でも、来る日も来る日もこのメニュー。パンは好きだが、何を隠そう私は平たい顔族の娘。礼に始まり礼に終わるのが武道家なら、米に始まり米に終わるのが私という戦うボディなのだ。

そこでパン朝食を食べる家族に混じり、一人納豆ご飯を食べることもしばしば。そのたびに「納豆くさーい」と言われようとも、‟stinks!”(くさい)とブーイングされようとも、私は米をもくもくと食べるのだ。あぁ、平たい顔族の悲しい性よ……。

しかしある日のこと。テルマエ・ロマエ顔族の夫が、毎週日曜の朝はお米が食べたいと始まったのだ。なんてこった、ぱんなこった。これぞローマ革命……じゃなくてコシヒカリ革命。寿司が大好きで週に一度は寿司屋に通う夫だ。どうやら気付かぬうちに米なしでは生きられない体になっていたようだ。ようこそ平たい顔族の世界へ。

そういえば……と、アメリカのドキュメンタリー映画スーパーサイズミー」を思い出した。30日間1日3食、すべてマックの商品を(しかもスーパーサイズ)を食べ続けた男性の記録だ。映画を見ていて興味深かったのは、男性の体がどんどんマックを食べたくなっていったことだ。これと同じことが、夫の体にも起きたのではないだろうか。ハンバーガーではなくて、我らがソウルフードの「SUSHI」で。

夫の影響でSUSHIを食べるようになって分かったことがある。SUSHIはうまい、癖になる。米と魚の組み合わせは、ゴジータを超える破壊力をもつ(孫悟空ベジータ合体した形態)。米の悟空と魚のベジータ。お互いの存在が刺激となって、より強く、より高みを目指せる関係、それがSUSHIであり、おいしさの秘密なのだ。知らんけど。

ここまで科学的根拠もなしに書いてきたので、きちんと米の成分を調べてみた。米の主成分は、水分、でんぷん、たんぱく質、脂質、ミネラルで、これらがバランス良く配合されているらしい。このバランスよく配合という点がみそ。食べ物界の黄金比。バランスのとれたものは美しく、魅力がある。

また、バランスがいいために脇役にも主役にもなる米は、あるときは丼やチャーハン、あるときは生姜焼きや焼き肉のおともに、じわじわと夫の日常飯を侵食し、いつのまにか夫をとりこにしていたようだ。

そんなわけで(話が盛大にそれたが)、米に魅せられた私たち。日曜の朝は夫婦そろってご飯をたべる風景が日常になった。私は納豆ご飯を食べ、夫は梅わかめのふりかけを混ぜて。大人が食べているものを欲しがるという習性を持つ、ヒト科子どもの2人はしらすをのせたり、海苔をまいて。

朝食はパンかごはんか論争。

パンジー家は、パン(日曜日はごはん)でとりあえず落ち着きそうだ。

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