大みそかに次女が行方不明になったの巻 - ぱんじーすみれのおもってたんとちがう！

ブログ訪問ありがとうございます。コラムニストのパンジー薫と申します。
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2023年、明けましたね。おめでとうございます。今年の抱負は、子育てを理由にブログ更新をさぼることなくバンバン更新し、夢の「著書出版」へむけて邁進していきたいと思います！　1年の始まりなのでね。決意新たに、夢も大きくかたっちゃいます。

そんなわけで、読者のみなさま。今年もどうぞ、パンジー薫をよろしくおねがいします！

さてさて。クリスマス以降滞っていたブログですがそれにはワケがありまして……。バケーションを長くとるので有名な欧米人ですが、夫も例にもれず。12月の19日から明日1月5日まで、なが～い冬休みをとったため、家族水入らずでクリスマスから年末年始を満喫しておりました。

人によっては「そんなに長く夫が家にいるの嫌だ」、という人もいるかもですが。こちとら結婚前に週5でデートしてたくらいなのでね。もう一緒にいるのが当たり前というかなんというか。逆にすこしでも離れているとハンバーグのないデニーズみたいに「なんだかもの足りない」ってなってしまうというか。人間の慣れとは恐ろしい……ではなく素晴らしいですね。

まぁ、「一人の時間が欲しい！」と文句いいつつも、けっきょく私も家族と一緒にいるのが好きなんだと思います。31日のギリギリまで夫が仕事だ、という友人を見ていると、改めて「休む」権利を躊躇せず行使し、バケーションを家族で過ごすために謳歌するアメリカ人と結婚してよかったなぁ、幸せだなぁ、と思うので。

前置きが長くなりましたが、新年一発目のコラムに行きましょう。題して、「大みそかにえくぼちゃん、行方不明になる」の巻きです。　

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それは大みそかの朝のこと。ちょっと寝坊してしまった私と夫。次女のベッドを見るとそこにいるはずの次女が……いない！　

すぐに嫌な予感が頭をよぎる私。

子どもを持つ人なら分かると思うが「子どもの朝活」（※親が起きてこない間の無双タイムのこと。ふだんは怒られてできないこともできちゃう、子どもにとって夢のような時間）はろくなことがないからだ。

私の妹は、朝起きたらうんこまみれの2歳児とうんこまみれの新調したばかりのソファー、うんこまみれのリビングフロアを目の当たりして朝から発狂し、その声がここ私の家（静岡県）まで聞こえたほどだ（※妹は横浜住み）。

わが家は子どもがアクセスしやすい場所（キッチン）に「おやつコーナー」を設置している。日中は、厳格に定められたおやつタイム以外、その場所へ子ども軍の侵攻を許すことはないのだが、早朝はノーガードである。

クリスマスにあげたサンタブーツ（お菓子のつめあわせ）がヤラれたかもしれない。

「フレイザーさん大変！　えくぼちゃんがいない！」

夫に声をかけ、階下のリビングへダッシュ。だがキッチンにも脱衣所にもお風呂にもトイレにもどこにもいない。

まさか外へ？　パニックしながらリビングにある掃き出し窓（目の前の庭に出れる）をチェックすると、窓はしまっているものの鍵が開いていた……！

え、まさか。

いくらお外大好きだからってこんな寒い中、靴下も靴も履かず、パジャマのまま外出とかありえる？　ねぇありえるの？　教えて、てぃ先生‼

だが相手は子どもである（＆てぃ先生はまだ寝ている時間だ）。大人の常識や予測なんてものは軽々と超えていく生命体だ。暑かろうが寒かろうが、外へいきたければ行くだろうし、お母さんにとうもろこしを届けたければどんなに遠くても七石山病院に行くだろう。

夫と私は大みそかの朝近所を爆走した。近所迷惑も省みず、大みそかの朝っぱらから、えくぼちゃんの名前を大声で呼んだ。まさか年末の人気番組「逃走中」を一足早く、しかもこんな形で行うことになろうとは。しかし呼びかけむなしくえくぼちゃんの返事はなかった。

「もう一度家の中をよく探そう。それでもいなかったら警察に連絡しよう」

ハンター１（夫）にそう言われ、家に帰宅した私は「そういえば冷蔵庫の右脇スペースをチェックしていなかった」ことを思い出した。えくぼちゃんの名前を呼びながら近づいていく。お願い……！　どうかここに居てくれ！　まさか冷蔵庫の脇スペースを覗くのに、こんなにドキドキする日がくるなんて思わなんだ、と思いながら。

そして祈るようにのぞき込んだ冷蔵庫脇に……

えくぼちゃんが……

えくぼちゃんが……

いたどおおおおおおおお！

思わずよゐこの浜口がでてしまった。

えくぼちゃんは「見つかっちゃった★てへぺろ」という顔をしていた。そして手には空になったアイスの容器が。どうやら昨日の夜にダメ、と言われたスーパーカップバニラを隠れて食べていたようだ。

お、おまっ。こっちがどれだけ心配したと思ってるんだこんちくしょーーーーーー！

「ママ、あいす、たべた」

うぅ、親の心子知らず。いや、親の心の叫び、子知らずとはこのことか。

とりあえず無事でよかった……。にこにこするえくぼちゃんを見て、へなへなと脱力。新年を迎える前に、親として身の引きしまる思いをしたのであった。

みなさんも、子どもの朝活と冷蔵庫脇にはご注意を。

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